私はグレーゾーンという診断を受けて育ちました。
自分では普通だと思っていましたが、
- なんでこんなに授業を集中して聞くことができないのか?
- 理解するまでにじっくりと時間をかけないといけないのか?
そんなふうに思ったことから家族がピンときたのが診断のキッカケです。
グレーゾーンでいちばん困ったのが中学生のころ。
自分でいうのも変ですが、IQ検査をするといつも上位にいるんですよ。
クラス替えがあってもトップ3に入っていました。
でも学校の成績は下のほうで、
親まで先生に呼び出されるといった始末なんです。
- 「なんでIQが高いのに成績が悪いのか?」
- 「家庭で何か勉強を妨げることでもあるのか?」
- 「普通にやっていれば難関校でも合格できるはず」
一緒に懇談を聞いていて、いつもこんな話ばかり。
そこで、たぶん似たような家庭もあるのかな?と思って、グレーゾーンでの勉強の仕方についてお伝えしておこうと思います。
グレーゾーンの子供も何が何だかわからないまま授業に集中できていないはずなので、いちど子供の立場からベストな勉強方法を考えてみようと思います。
グレーゾーンの勉強方法「自分が納得できるまでに時間がかかる」
ひとくちにグレーゾーンといっても様々だと思いますが、私の場合は「授業に集中できない」といった状態でした。
一般の方には理解できないかもしれませんが、
「時間に拘束されて、じっとしているのがガマンできない」
そんな感じなんです。
ときには「わぁ~っ!」なんて声を出したくなるときもあったり、とにかくじっとして時間が来るのを待つということが難しい。
先生の話を聞くのではなくて、じっとしていることに対してどうやって気を紛らわすか?のほうが大事。
そんな感じで中学校生活を過ごしました。
ほんとうに一般の人から見たら、ただの怠けものに見えるでしょうね。
そんな状態なので、とても勉強するという気持ちにもなれないんです。
じっとしているだけで精一杯な状態。
でもそれがグレーゾーンというやつなんです。
でもたまには勉強をしないと‥
と思ったこともありました。将来への不安が募って恐怖に感じ始めたときです。
ここままでは将来どうなるのか‥なんて考え始めると、ろくに勉強もしていないし働くことができるのだろうか?という不安でいっぱいになってきます。
そんなときは勉強をしようと机に向かうのですが、
どうしても分からないから親に聞きながら勉強をすることになるんです。
しかし親の説明を聞き始めて、
理解するまでにとにかく時間が掛かる。
頭の中が繋がりそうになって、
もう少し!というところで集中力がなくなってしまう。
親のほうもあれこれと説明してくれるのは有難いのですが、自分の中で考えがまとまる前に話しかけられると頭の中がグチャグチャになってしまうんです。
もう少し放っておいて!
と思ってしまうのですが、親のほうも説明不足と感じるのか教えてくる。
そんなことをしていると、たまには口論になったりもしました。
口論みたいになってしまうと、もう勉強がどうでもよくなってしまいます。
放り投げてしまって、その時点で勉強は終わり。
これではいつまで経っても頭に入りませんよね。
でも子供が考えている間は、じっと待っていてほしいものなんです。
とくに「あとちょっとで‥」というときは、話しかけられると頭の中が真っ白‥。
なので時間がかかっても、自分の力で理解させること。
これが本当に大事なことだと思います。
グレーゾーンの子どもには、じっくりと待ってみることが大事。
これは自分が実際に経験したことですので、実践してみるといいと思います。
グレーゾーンにおすすめの勉強方法
毎日そんな状態で、勉強と自分が線一本でつながっている感じでした。
なんとか理解できる日があったり、ぜんぜんダメな日があったり‥。
とくに学校の授業なんていうのは、いちばん苦痛な時間です。
どうやって大声を出さずにこの時間をやり過ごすか?
そんなことをしていても、成績なんて上がるはずがありません。
そこで私がいちばんベストと思ったのが、通信教材を使ってみるということ。
通信教材には「動画授業」というのがあります。
それを自宅で見るという勉強方法です。
学校に行くこと自体が難しくて、自宅だったら落ち着けるものなんです。
毎日の勉強方法として、動画授業を見て学校の復習をする。
これだったら、たぶん落ち着いて勉強できるはずです。
時間の縛りがないので、
気持ちが落ち着くというか自分のペースで考えることができるから。
もし私と同じようなお子さんを持っていたら、ぜひやってみてください。
自宅で通信教育の動画授業を見させる。
これがグレーゾーンの子供にとって、いちばんベストな勉強方法になるはずです。
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